洞爺湖と伊達市で開催中のヨガクラス、ホリデーナイトヨガの公式ブログ。ヨガのことや旅のことなどを綴っております。
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直島の旅  家プロジェクト編


直島2日目。
家プロジェクトをゆっくり見て回る。

家プロジェクトとは、
直島・本村地区の、現在は空き家になった民家や空き地を利用し
そこにある空間そのもの、積み重なった記憶や時間をも取り込みながら
アーティストが作品化するものである。

世界の第一線で活躍するアーティストたちが手がけた家プロジェクトは、
まさに直島でしか見ることの出来ない、唯一無二の「作品」なのだ。

そこで営まれていた生活や日本の伝統、美意識に対峙した空間が
アーティストによって形づくられ、永久展示・公開されている。


まずは、本村ラウンジ&アーカイブで鑑賞チケットを購入する。
チケットに地図が掲載されているが、例によって地図は見ずに歩き始める。
本村という歴史のある地区に、どのように作品が存在しているのか。
先入観なしで、街を歩きながら作品に出会いたいのだ。


そして、歩き初めてすぐに出会った。



須田悦弘 『碁会所』

素通りしてしまいそうなほど違和感がない。
しかし中に入ると、日本の伝統美を感じる作品になっている。
「作品」なので、中は勿論撮影できない。

畳の上には椿がいくつか置かれている。
まるで本物のようだが、木で出来た彫刻なのだ。
須田さんの彫刻は、繊細で柔らかく、ただ自然に存在する。
「作品」というわかりやすい展示というよりも、
自然に存在するのだ。


須田さんの作品を後にし、再び歩き始める。



標識のさりげなさ。
いいな、と思った。




坂を上り始めると、不思議な建物を発見。



2作品目を発見。

大竹伸朗 『はいしゃ』

名前の通り、歯科医院兼住居だった建物が
大竹さんらしい作品になっている。
大竹さんの作品は、
廃材などを利用して、コラージュのように楽しく組み合わせてしまうのが特徴だ。
秘密基地に来てしまったような感覚になる。
個人的にも、大竹さんの作品が非常に好きだ。



外観は撮影可能。



本当に楽しいデザインだ。
廃材も、こういう使い方ができると生き返る。



中に入ると度肝を抜かれる。
私にはそれしか言えない。


また歩き始めると、本村役場を発見。
役場前には本村地区の地図が。



非常に洒落ています。



文字部分がくり抜かれている。
こういう小細工、大好きだなぁ。

役場のデザインも何だか楽しい。




公衆トイレの標識。



さりげない。




古いコカコーラの看板。

・・・・。
迷子になった。
と思ったら、自転車で通りかかった地元のおばちゃんが
「あんた、どこ行きたいの?」と尋ねてくれた。

「家プロジェクトを見て回っていたのですが、迷子になりました。」

「南寺ならここからすぐだよ!あんた一人なの?今度は恋人と来なさいよ〜♪」

昨日から感じていたが、直島の人たちは本当に気さくだ。
一人で歩いていると、いろんな人が話しかけてくれる。
ありがたいし、あったかい。


そんなこんなで、3作目に到着。



『南寺』
ジェームズ・タレル
安藤忠雄(設計)





南寺は、順番待ちで整理券を配布していた。
流石は世界の安藤忠雄。
この日は、デンマークから建築の勉強をしに沢山の人が訪れていた。

時間まで近くをぶらぶら。



こういう路地がある小さな街の中に
作品が点在するのは、本当にすごいことだと思う。



葉っぱのもじゃもじゃぶりがいい感じの公園。

そして、



安藤忠雄建築の公衆トイレ。



すごいなぁ。

南寺に戻り、いよいよ鑑賞。

南寺は、ジェームズ・タレルと安藤忠雄の共同作品。
一度に入る人数が制限される。
中は真っ暗。
そして座ること10分、少しずつ光を感じ始める。


暗闇の中で取り戻す、人間本来の感覚と
暗闇の中で感じる、心の静けさ。
暗闇の中に少しずつ感じる光。

寺とは、本来そういう場所なのではないだろうか。


ここは空き地だったが、その昔お寺があったらしい。
人々の拠り所であったこの場所を
こういう形で再生できるのは、本当に凄いことだ。


鑑賞を終え、もう一度外観を取ろうとしていたら、
「おっちゃんが、いいアングル教えたるで〜。」
地元のおっちゃんに声をかけられた。



「おっちゃんカメラ得意やで〜。」

といわけで、おっちゃんにご指導頂き、撮ってみた。



おっちゃん、すごい。
迫力が出ました。


そして、おっちゃんのお気に入りアングル。




若い女性グループに目がないおっちゃん。愛嬌たっぷりだ。



おっちゃんにお礼を告げて、再び歩き始めた。

昨日も行った、八幡神社に再び立ち寄り、
ご神木を眺める。



階段を上がり、どこかへ続きそうな細い道を見つけたので進んでみると、



4作目に出会う。



杉本博司 『護王神社』



「変わらないもの」の象徴として、水平線を撮り続けている杉本さんが設計。



ガラスの階段は、人間が通る通路ではなく神の通路。
古来、ピュアなガラスは霊力が宿る物質として崇められている。
階段には、最高の光学ガラスが使用された。



このガラスの階段が、本殿と地下の石室を結ぶ。
石室から見るガラスの階段は、
地上の光が降りてくる、まさに神の通路。

老朽化でボロボロになった神社を何とかしたい。
地元の人たちの要請から、家プロジェクトとして再建された護王神社。
昔も今も変わらず、地元の人たちに大切にされているようだ。

もう一つの参道から坂道を下ると、



5作目を発見した。



宮島達男 『角屋』

一見普通の家にしか見えない、この『角屋』。
実は1998年から始まった、家プロジェクトの第一作目なのだ。
200年前の家屋を元の姿に修復し、
中の作品「シー・オブ・タイム'98」を作る時には、5歳から95歳までの島の人たちに参加してもらい、島の人たちと関わり合うことで、住民と現代アートとの距離をぐっと縮めた重要な作品でもある。

私が行ったときは、ちょうどお昼時で空いており、
幸運なことに一人っきりで鑑賞することが出来た。

水の中で、様々な早さで変わっていくデジタルカウンター。
何を思うかは人それぞれだが、私にはそれが人生に思えた。
題材はデジタルだが、歴史ある家屋の暗闇の中で
光りながらそれぞれの速度で変わっていく数字を見ていると
とても哲学的に感じた。

非常に心を惹かれた作品だった。


角屋にすっかり浸ってから、またのんびりぶらぶら。



うちわ屋さんを見つけた。





「うちわ屋さん」って初めてだ。
かっこいい。
すごく粋だ。

小さなうちわと、しおり型のうちわを購入した。


のどが渇いたので、少し一休み。



「茶寮 おおみやけ」さんで、ケーキセットを頂く。

この家屋は、直島で一番古いのだとか。



庭もかっこいい。



ジャパニズム。

のどを潤して、再出発。

と、気になる表札を発見。
「おおみやけ」と書いてあるが、昨日からいろんな所でこの形の表札を見かけるのだ。










どうやら「屋号」らしい。
かっこいいな、こういう文化。

街歩きは楽しい。
その土地の文化や暮らしに、ほんの少しだけ触れることが出来る。



お昼寝にゃんこ。


最後の作品を発見。





千住博 『石橋』

日本画家である千住博さんが手がけた作品。



こちらも一見通り過ぎてしまいそうなほど、馴染んで存在する。
中に入ると、襖に一面広がる水墨画。
圧巻だ。

そして、薄暗い蔵の中には
全長15mもある大きな滝の絵、「ザ・フォールズ」が展示されている。
蔵特有のひんやりした室内と、巨大な滝の絵が何ともマッチしていて、
滝の音が聞こえてきそうなくらいの迫力だった。

素晴らしかった。


1日かけて、ゆっくり巡った本村地区と家プロジェクト。
古い街並みの魅力を壊すことなく、
でも確かに作品として点在する。

暮らしの中にアートが生き、また、アートによって動線が生まれるという、
共生と循環を感じる一日だった。












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