洞爺湖と伊達市で開催中のヨガクラス、ホリデーナイトヨガの公式ブログ。ヨガのことや旅のことなどを綴っております。
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<< 安藤忠雄建築の美術館 in 直島 | main | 9月のHOLIDAY NIGHT YOGA(洞爺クラス・伊達クラス) >>
安藤忠雄設計のベネッセハウス in 直島


ベネッセハウス
は、美術館とホテルの機能が融合した、世界でも類い希な施設。
ミュージアム・オーバル・パーク・ビーチの4棟があり、広大な敷地内には数多くの屋外アートが存在する。

安藤忠雄設計のホテルに泊まる機会は、なかなか無い。
というわけで最終日の宿泊は、ベネッセハウスのパーク棟を事前に予約していた。

ホテル専用バスに乗り、パーク棟に到着。
いよいよ入館、足を一歩踏み入れた。
美術館に入る瞬間と似た、心地よい緊張感がたまらない。

笑顔の素敵なフロントの方が、部屋へ案内してくれる。

スタイリッシュな室内。



バスルームやアメニティも、かなり良い。



無駄のない造りに、早速感動。
テレビが無いのも、すごく良い。

バルコニーからの景色。



荷物を置き、少し休んでから
ミュージアム棟の作品と、屋外アートを見に行くことにした。

ホテルのバスで、ミュージアム棟に到着。



ミュージアム棟は、美術館の中に設けられた、一番「作品に近い」宿泊棟。
展示数の多さに驚いた。かなり見応えがある。
これは一回では足りないな、と思い
夜のミュージアムギャラリーツアー(宿泊者のみ)に予約をした。

私が特に好きなのは、ブルース・ナウマンの『100生きて死ね』という作品。
ずっと座って見ていたくなる。

そして、洞爺湖に住む人なら馴染みの深い、
安田侃の作品もミュージアム棟に存在する。
『天秘』という作品だ。
作品と一体化するような感覚を味わうことの出来る、安田侃の作品。
直島の『天秘』も洞爺湖の『童心帰』も、私はすごく好きだ。

折角なので、宿泊者しか行くことの出来ないオーバル棟にも行ってきた。

オーバル棟へは、とても小さな専用モノレールで行く。



なんとも可愛らしいモノレール。
6人乗りくらいだった。



ぐんぐん急斜面を登っていく。
目の前は瀬戸内海。

オーバル棟に到着。

丘の上に建つ、安藤忠雄設計の宿泊棟。
客室は、全6室のみ。

静寂に包まれたオーバル。
水の音、葉の音、風の音、光の動き、
全てが心地よく感じられる空間。

オーバルの上からは、瀬戸内海の大パノラマを望むことが出来る。



オーバルの建築を堪能し、また小さなモノレールに乗ってミュージアム棟へ戻る。
スタッフの方が、「夜のオーバルも素敵ですよ」とこっそり教えてくれたので
夜のミュージアムギャラリーツアーの後に、もう一度来ることにした。


ミュージアム棟を出て、今度は広大な敷地内の屋外アート散策に出かける。



敷地内の道には椰子の木が。
瀬戸内海を眺めながら、てくてく歩く。
例によって地図を持っていないので、どこに何があるのか分からないが
とりあえず、以前本で見かけた「大きなゴミ箱の展示物」は絶対に見たかったので、
それを目指して歩くことにした。

しかし、行けども行けども見つからず
少々不安を感じながら歩いていると、後ろから車がブーンとやって来て
私の横で停まった。

「お客様、どうされましたか?」
ホテルスタッフの方だった。
「大きなゴミ箱を探しているのですが、見つけられなくて。」
「あの作品は、ここからかなり距離がありますよ!良かったら乗ってください。ご案内しますよ。」
「そんな、お仕事中に申し訳ないです!!」
「大丈夫ですよ。休憩中ですから、気になさらずに。」
それなら尚のこと申し訳ないと思いながらも、ご厚意に甘えて乗せて頂くことに。

車で少し走ると、私の目指していた作品が見えてきた。



横に立った方が大きさが分かるから、とスタッフの方が写真を撮ってくれた。



その後、作品についてとても詳しく、そして分かりやすく説明してくれた。



この作品名は『もうひとつの再生』。
手がけたアーティストは、三島喜美代さん。
なんと御歳78。
使われている素材は、豊島の産廃処理過程で生まれたスラグだ。
ゴミとして捨てられがちな本物の新聞やチラシを転写して作られている。
作品化されることで、その時代の記事や日常的なチラシがアートとして残る。
よくよく見ると、安藤忠雄さんの記事もあったりして楽しい。

ベネッセハウスや、この広大な敷地内で展示されている様々なアート。
展示する場所は、アーティストがそれぞれ足を運んで
「ここにする」と決めたそうだ。

この『もうひとつの再生』も、三島さんご自身がここに決めたらしい。
見つけづらい場所にあるため、この作品を目にする人は全体の10%くらいだろうと、スタッフの方が仰っていた。
きっとそういった分かりにくい場所に存在することにも、意味がある気がする。

「次はどこにご案内しましょうか?」
「そんな、休憩時間に申し訳ないです。」
「せっかく北海道から来て頂いているので、全部見て頂きたい。だからご案内しますよ!!」

何というホスピタリティーだろう。本当にありがたい。
しかも、彼は作品に関する知識が豊富で、作者のセオリーや制作の裏話などを交えながら分かりやすく説明してくれるため、より作品を深く理解することが出来る。
結局、全ての屋外アートを案内してくださった。
一部をご紹介。

小沢剛 『スラグブッダ88』


リ・ウーファン美術館のすぐそばにある。



四国八十八ヶ所と同じように、直島八十八ヶ所も存在するのだが、
その直島にある八十八の仏像をモチーフにし、豊島の産廃処理過程で生成されたスラグを使ってリアルに再現して、八十八体全てが一つの場所に展示されている。
池の向こう側にあることで、神聖且つ力強さを感じる作品だ。


蔡 國強 『文化大混浴』


この石の並びには意味がある。
この場所は、直島で最も「気」が集まる場所らしい。
この場所に集まった「気」が、周囲の36個の石にぶつかりながら
中心にあるジャグジーに集中し、最後は瀬戸内海に流れて行く仕組みになっているそうだ。
ちなみにジャグジーのお湯も、漢方が使用されている。
ベネッセハウスの宿泊者であれば、予約制で実際に入浴ができる。

中国のアーティスト、蔡 國強さんらしい作品だ。
風水を取り入れてしまうところが、何ともユニーク。


ウォルター・デ・マリア 『見えて/見えず 知って/知れず』




地中美術館では触れることの出来ない球体も、
屋外展示では自由に触れることが出来る。
この作品は、階段の下の隠れたスペースに存在する。



こうして二つ球体が並んでいると、島の「目」に見える。
この石には、私たちがどう映っているのだろう。
人が他者の前では見せないような、色んな表情や行動を見ているんだろうな。

自分に恥じない生き方をしようと思った。


ジョージ・リッキー 『三枚の正方形』


重たそうに見える三枚の四角いオブジェ。



実は風でゆらゆら優しく揺れる。
作品の下には水槽があり、彫刻の延長線上に水鳥の足のような物が付いているため、風が来るとゆっくり動き出す。
手で触って、動きを感じても面白い。


一人旅の私は、必然的に自分の写真がほとんど無いのだが
これらの屋外作品の鑑賞にお付き合いくださったスタッフの方が、
カメラは自分に預けて、ゆっくり鑑賞を楽しんでくださいと仰ってくれて
お言葉に甘えて、触れたり、いろんな角度から眺めたりしながら十分作品を楽しんでいた。
その間に、カメラでたくさん撮ってくれていたようだ。
これもうれしいサプライズだった。

最後にスタッフの方が、パーク棟まで送り届けてくれた。

夕食までまだ時間があるので、パーク棟周辺のアート散策に出かけた。

すぐ近くには、草間彌生の『黄色いかぼちゃ』がある。



かぼちゃ方面に歩いていると、後ろから "emi!!" と声が。
直島に来てから、もう何度も遭遇しているオーストラリアのエミリー夫婦と、イギリスから一人旅中のカーラだ。

思い出に写真を撮ろう、と言ってくれたので
ここに来て初めて人と一緒に写る。(←貴重)


エミリー夫婦と。


カーラ&エミリーと。

エミリーたちと別れ、再び散策。



砂浜が、北海道と全然違う。

パーク棟周辺には、小さな子も楽しめそうなカラフルなアートがいっぱい。







私がすっかり気に入ってしまったのは、この作品。

ダン・グラハム 『平面によって二分割された円筒』


中にも入ることが出来る、体験型アートなのだが
円筒に写る景色や奥行きが、何とも不思議な感覚で面白い。





夕食の時間が近づいてきたので、パーク棟へ戻る。



テラスレストランで、フレンチのコースを堪能。



久々のフレンチに舌鼓。



海を眺めながら、おいしい食事。



最高に贅沢な時間。


食事が終わる頃、夕暮れで空がきれいなグラデーションに。



夜のベネッセハウスは、昼間とは全く異なった雰囲気に変わる。
安藤忠雄設計の、照明術を堪能できる。

ショップへ向かう廊下


パークラウンジ


ショップ近くの通路


実は、この壁のキラキラは作品の一つ。

昼間はこんな感じで作品を堪能できる。



夜は外のライトが反射しているだけで、特に照明器具は無いのに
こんなにきれいだ。




蔦も、凄く素敵。


夜のミュージアムギャラリーツアーには、私の他に女性4名が参加していた。
そして、案内してくれるガイドの方を見て驚く。
昼間、屋外アートを案内してくれた彼だったのだ。
「またお会いしましたね。」と声をかけてくれた。

ミュージアムギャラリーの作品を、何点かピックアップしながら
非常に興味深いお話を沢山聞かせてくれた。
そして、昼間にマンツーマンで屋外作品を案内してもらった時間は、何と贅沢だったのだろうと
改めて感謝の気持ちでいっぱいになった。

ミュージアムギャラリーツアーが非常に面白かったので、翌朝のパークアートツアーにも参加することにした。
これからもし、ベネッセハウスに宿泊される方がいれば
ギャラリーツアーは絶対に参加した方が良い。
作品を熟知したスタッフによる解説で、作品の見え方がより深いものになる。

ツアーの後、夜のオーバルを鑑賞。こちらも昼間とはまったく雰囲気が違って
素晴らしいものだった。

パーク棟へ戻り館内の作品を見ていると、スタッフの方が
「館内のアートを鑑賞するなら夜の11:00くらいもお勧めですよ。」
とアドバイスをくださったので、部屋でゆっくりお風呂に入り(アメニティが最高!!)、のんびり過ごしてから、お勧めと言われた11:00頃に展示スペースへ向かった。

シーンと静まりかえった館内で、ゆっくり作品と向き合える。
なぜこの時間がお勧めなのか、体験するとよく分かる。
本当に特別な時間だ。

外の風に当たりに屋外へ出ると、黄かぼちゃがきれいだった。



月と黄かぼちゃ


ぐっすりと眠り、いよいよ出発の朝。
朝食のおいしいビュッフェ後、パークアートツアーに参加。
この日は、今日がガイドデビューだというフロントの女性の方。
すごく作品を勉強されている。
もともと作り手として勉強をしていたそうだ。
彼女の説明も、凄く分かりやすく良かった。
何気なく目に入っていた作品に、こういう背景があったのかと
改めて新鮮な感覚で鑑賞できた。



ラウンジでコーヒーを頂き、

最後にもう一度作品と戯れて、



ベネッセハウスを出発。
また来たいと、心から思えるホテルだ。

専用バスでフェリー乗り場へ。





フェリーが港に到着すると、中から沢山の人が降りてくる。
旅行者、取材クルー、地元の人。
自転車で降りてくる人もいて、フェリーは島民の大事な足の一つなんだなぁ、と感じた。



そして、出港のとき。



どんどん離れていく直島。



ちょっと寂しい気持ちになり、椅子に座ろうと横を見ると
直島で何度も遭遇していたカーラがいた。



カーラはこれから祖谷渓を目指すらしい。
渋いところを知っているなぁ、と関心。



この瀬戸内の島々を、カヤックトリップしたら楽しいだろうなぁ。



カーラとおしゃべりしていたら、あっという間に高松港。

せっかく四国に来たのだから、うどんは食べないと!!というわけで
カーラと高松を散策。

地元の人に、おいしいうどん屋さんを聞きながら
ぶらぶら商店街を歩く。

結構レトロなお店が多くて楽しい。



驚いたのは、地元の小学生。
カーラを見ると、迷わず "How are you?" と声をかけてくる。
カーラもすごくうれしそうだ。
こういったコミュニケーションが自然に出来るのは、すごくいいことだと思う。

そうこうしている内に、お目当てのうどん屋さんに到着。



『川福』さん。



カーラも初めてのうどんを前にうれしそう。
私も本場は初めて。



つやつやの麺と、歯ごたえのある触感。
最高だった。

駅に戻り、カーラと別れて私は空港へ。

10日間の旅だったけど、こうしてブログに綴っていると
何ヶ月も旅に出ていた様な気分。

それくらい、濃密で刺激的で、心温まる旅だった。

感性やアイディアを養うには、外に出ることが大切。
これからも時間を見つけて旅に出て、日本のいいところを沢山発見したいと思う。





6月の旅日記は、これでおしまい。
お付き合いありがとうございました!!

引き続き、当店のブログを宜しくお願い致します☆



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